牡丹の花言葉 色別の意味と最適な贈るシーンを解説

美人のたとえ、「立てば芍薬、歩けば牡丹、歩く姿は百合の花」で有名な牡丹。繊細な花びらが幾重にも重なり、圧倒的な存在感のあるお花です。
百花の王とも称され、古くから美しさの頂点としてのインスピレーションを文学や芸術に与えてきたお花です。
その圧倒的な豪華さ、存在感に魅了され、趣味の園芸で育てる人も少なくありません。

この記事ではそんな圧倒的な牡丹について、花言葉、品種の特徴、贈り方についてまとめました。
美しさの王様、ボタンの花を贈る際、ぜひ参考にしてくださいね。

▼ 目次

牡丹 全般の花言葉

牡丹の色ごとの花言葉

牡丹の本数に花言葉はある?

花言葉以外にも知っておきたい牡丹の品種と特徴

牡丹の花言葉に合わせたプレゼントシーン、活用法

まとめ

牡丹 全般の花言葉

牡丹の花全般に対する花言葉は「王者の風格」「風格ある振る舞い」「富貴」「高貴」「恥じらい」。

「百花の王」という異名は、牡丹の原産地中国の唐の時代にそう呼ばれていたことが由来です。その風格からか、女王というより王者という男性的なイメージな花言葉がついています。
牡丹の英名はピオニーツリー。

同じボタン属の芍薬はチャイニーズピオニーと呼ばれ、牡丹と芍薬を総じてピオニーと呼ばれることが多いようです。ピオニーの西洋での花言葉は、「恥じらい、はにかむ」「思いやり」とされており、ギリシャ神話に登場する、薬を司る神ペオン(Paeon)説、アフロディーテに疎まれた美しい妖精パエオニア(Paeonia)説の2つの説があります。
花言葉もこのギリシャ神話に由来しているという説と、西欧諸国から見たアジア人のイメージからついたという説、中央の花芯を覆い隠すように咲く姿が恥じらっているように見えたから、など諸説ありますが、海外の人からすると、中国原産の牡丹は東洋を代表する花ということは間違いありません。
西洋と東洋でまったくイメージの違う花言葉がついている牡丹ですが、悪い意味の花言葉はありません。ただ、花がポトリと落ちることから、椿同様武士にとっては不吉だとして嫌う人もいるようですが、現代の社会背景にそぐうものではないのであまり気にすることもないのではないでしょうか。

牡丹の色ごとの花言葉

牡丹の花は、赤、ピンク、黄、オレンジ、白、紫、複色(複数の色が含まれる花)といった色味がありますが、色ごとに花言葉はありません。
黒っぽい赤い牡丹、、紫の牡丹、真っ白な牡丹も、花言葉は同じです。どの色の牡丹でも全体の花言葉「王者の風格」「風格ある振る舞い」などをさします。
牡丹は品種が大変多く、繊細の色の違いで名前が変わるほど多様な品種があるため色だけでの意味づけは難しかったのかもしれません。

牡丹は日本でも古くから愛され品種改良が進んだため、花言葉にもなりえるような品種名がついているものもあります。「太陽」「淑媛」「貴婦人」「伯爵夫人」などが一例ですが、他にも牡丹の見事な美しさをあらわした品種名があるので、より意味を持たせたい時は参考にしてみてください。

牡丹の本数に花言葉はある?

バラの花やプロポーズをする時は花の本数に意味を込めることもありますが、牡丹の花の本数に意味を込めて贈ることはありません。
牡丹は樹木にあたるため、贈り物であれば鉢植えや苗木でプレゼントされることが多いので、本数はことさら意味をもたないのです。
園芸品種としての人気が高いお花で、剪定したつぼみを切り花として楽しむことはありますが、牡丹は一輪で存在感があり、多くても三輪ほどで見栄えがする風格があるお花ですので、贈り物とする時は本数は気にしなくて問題ないでしょう。

牡丹の花言葉に合わせたプレゼントシーン、活用法

お花の贈り方は大きく花束、アレンジメントフラワー(ボックスフラワー含む)、鉢植えの3通りありますが、牡丹は鉢植えで送られることが多いです。

牡丹はその鼻の大きさゆえに輸送中に痛む可能性が高く、切り花での日持ちが悪いため、お花屋さんで見かけることは少ないお花。
花言葉の「富貴」「高貴」にも通じますが、牡丹は遣唐使によって朝廷に献上されお寺の庭園で栽培されていたという歴史からも、牡丹は庭園を彩る役割も大きいお花です。園芸品種としての人気が高く、江戸時代には牡丹の栽培が盛んになったという歴史があります。ただ牡丹の苗木は高価で、主に上流階級や富裕層に特に愛されていたようです。

牡丹は「王者の風格」「富貴」「高貴」という花言葉から、目上の男性への贈り物にぴったりですので、定年退職のお祝いとして園芸が好きな方へ贈ると喜ばれるでしょう。
また風格のある咲き姿、濃い赤紫などの深い色味もあることから、敬老の日や古希、喜寿のお祝いに牡丹の鉢植えを贈るのもおすすめです。育てる楽しみに加え、花がゆっくりと開いていく姿を楽しんでもらうことができます。

他にも、お正月まで楽しめるよう開花時期を考慮した牡丹の鉢植えをお歳暮として贈るという方法は、新年を祝いと日頃の感謝を伝えるのにぴったり。
鉢植えの牡丹は、贈答用であれば5000円ほどから15000円ほどで花付きのものが手に入ります。
また、牡丹の花は和服の柄にもよく用いられているため、成人式の日の髪飾りに牡丹の生花を使うのも人気。和装にぴったりで「富貴」「はじらい」という花言葉は成人の日のお祝いにもふさわしいです。ふんわりと丸い牡丹をすっきりまとめた髪に一輪挿すだけで、晴れの日にふさわしい装いを演出してくれますよ。

まとめ

牡丹は平安時代にはすでに日本にはいってきており、寺院や宮廷の園芸用品種として栽培されてきました。
文学や花札、着物の柄など、牡丹の花から着想を得た文学作品、芸術作品も多く、日本文化の一面を担うと言っても過言ではないお花です。

気軽なギフトというよりは牡丹が咲いている庭ごと愛でるスケールのお花ですが、鉢植えであれば祝い事の贈り物にも適しています。
古くは上流階級でしか楽しめない高貴な花でしたが、現在は品種改良が進み庭があれば育てられるお花です。鉢植えや苗木をプレゼントし、大輪の花をつけるまで一緒に育ててみる、という楽しみ方もぜひ検討してみてくださいね。